全国会員大会2011レポート(3)

パート3になります。(パート1パート2

次世代社会創造フォーラム終了後、ちょうどいいタイミングでLOMのメンバーから電話が入りました。先発隊の私たち2名を除き、LOMから参加される本隊は土曜の夕方に現地入りする予定だったのです。迎えに来てくれた引率担当の交流委員会メンバーさん、ありがとう!
かくして本隊と合流した私たちは、車に揺られて宿泊先である三重県桑名市(名古屋市の隣)へ移動いたしました。

この夜の宿泊は桑名シティホテル、LOMナイトもこちらでの開催でした。ちょうど田辺でいうところのハナヨさんのような雰囲気で、居心地のいい感じのホテルでした。
ちなみにシンロン予定者は子供さんの運動会があったため、夜遅くに別便で名古屋入りされていたとのこと、パパとして、予定者として、お疲れ様でございます。

LOMナイトは本日やってきた7名と合わせて総勢9名で行われました。
その後の2次会は桑名駅前へ出動する隊と、名古屋市内へ繰り出す隊の、2隊に分かれての行動となりました。私は桑名駅前へ。

はじめはあまり飲食店がないのかと思いきや、少し歩くと居酒屋やバー、スナックが立ち並ぶ歓楽街に辿り着きました。ここでは瀧ヤン筆頭が行動力とリーダーシップを発揮し、2次会の会場を見定め、ある一軒の店に落ち着きました。店の名前は忘れてしまいましたが、ここは「楊(ヤン)の店」としておきます。時間制で固定料金&飲み放題、だけど飲めるのは焼酎のみ(ビールは別料金)という謎のメニュー体系でしたが、とりあえずゆっくり座って呑めればいいやというアバウトな要求を満たすには十分なお店でした。

今日から名古屋(桑名)入りしたメンバーに昨日の話などをしていると、どこからかカラオケのリモコンが登場。ここでまず男前を発揮したのが瀧ヤン筆頭。慣れた手つきでリモコンを操作し、画面に映し出されたのは「ふるさと紀南」ではありませんか。「県外ではなるべく歌うように心がけてるんや・・・。」ポツリとそういう瀧ヤンはまぎれもない白浜・田辺JCの筆頭副理事長でありました。

皆で「ふるさと紀南」を大合唱し、時間まで過ごして楊の店を後にしました。
歩いているうちに誰ともなく「締めはラーメンにしよう」という話になったのですが、ここは見知らぬ土地、しかも手探りで目的の店舗を探すのは容易ではありません。
ここでまたしても瀧ヤン筆頭が行動力を発揮、タクシー運転手に声をかけたり、別働隊がタバコを買いがてらコンビニ店員から情報収集を行っている間にも、道ばたに座っている学生風の若者やら通りすがりの女性にまで声をかけ、歩いて10分ほどのところにラーメン屋があることが分かりました。
そして辿り着いたのが「支那そば お滝」であります。

店内に入りメニューを見る私たちの目に飛び込んできた文字、それは「地獄ラーメン」でした。それ以外は普通のラーメンが並んでいるのに、その中で明らかに異彩を放つ地獄の文字。しかも他のラーメンはしょうゆ味だとか、秘伝の塩だれだとか、一言ずつ説明が入っているのに、地獄ラーメンだけは名前のみ。明らかに怪しい・・・。

どうしても気になったメンバーが店主に聞きました。
メンバー「地獄ラーメンってどんなのですか?」
店主「食べれません!」

会話が成立していない!!
ますます深まる謎。誰もがこれは危険だと感じたはずです。

しかしここでまたしても男気を発揮してしまった男が一人、そう、瀧ヤン筆頭です。

「店長!俺・・・それ頼むわ!」

緊張が走る店内。期待と不安で胸が高鳴るメンバー。
かくして私たちは地獄ラーメンと出会うことになるのです。(ちなみに他のメンバーはそれぞれ普通のラーメンを注文しました)

そして出てきたのがこれ

赤い。赤すぎる。
見ているだけで辛さが伝わる。見た目だけでなく、テーブルの上に置いた瞬間から目袋のあたりに汗がにじみ出してくる、それほどの臭気を放つそれは、箸をつけなくても危険なものだということだけは分かりました。
しかし本当の恐怖は一口の麺をつまんだ瞬間にあったのです。麺に絡みつく赤いスープ・・・スープというよりはほぼペースト状の赤い何かであり、辛み成分の濃度が我々の理解を超えたレベルであるということを悟りました。

まずは注文した瀧ヤンが少しだけ口に運ぶ・・・「うわ!」と小さく言葉を発した後、そのまま沈黙。続いて私が一口・・・同じく「うわ!」と呟き、やはり沈黙。
食べた瞬間に舌と唇の感覚が全て麻痺しました。私を含めほぼ全員が失敗したのは自分のラーメンを食べる前に地獄ラーメンを味見してしまったこと。ほとんど味が分からない状態で食べることになってしまいました。多分普通に美味しかった、はず。

結局これを完食するのは危険ということで、全員で少しずつ取り分けながら自分のスープで濯いでから食べました。(頑張ってたくさん食べた瀧ヤンとトミーは翌日の式典で少し苦しむことになりますが、それまた次のエントリーで。)
桑名の夜は結構涼しかったのですが、完食する頃には全員汗だくになっており、ホテルに帰り着くまで汗が引くことはありませんでした。(そしてほぼ口は開きっぱなし)

胃袋のあまりの違和感に、ホテルの前の自動販売機でミネラルウォーターとスポーツ飲料を購入、それらを飲みながら倒れるように就寝。朝起きて朝食を済ませるぐらいまでずっと違和感は続きました。

翌日はいよいよ大会式典&卒業式。(パート4に続きます。)

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このページは、Youichi Kimuraが2011年10月10日 12:00に書いたブログ記事です。

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