梅雨の夜の恐怖

昨夜、仕事が終わり、自宅までは100mほどの距離なのですが、帰るなら雨の降っていないうちにと思い、事務所を出ました。時刻は20:30頃だったでしょうか、自宅の周りの防犯灯はたびたび電球が切れていて、真っ暗になっているときがあるのですが、昨夜もまさしくそんな感じでした。

自宅の2軒手前は駐車場で、隣接する敷地との間にはフェンスがあり、フェンスの道路側には電柱が立っています。フェンスと道路の間には、ちょうど人が一人通り抜けられるほどの隙間があります。

電柱の20mほど手前に差し掛かったとき、私は前方の異変に気付きました。


電柱とフェンスの隙間に何かある・・・!


最初は対向車のヘッドライトが何かに反射しているのかとも思ったのですが、そうしたものではなく、何か光っているものがあるのです。ちょうど地上1mほどの高さのところに、人間の頭ぐらいの大きさの「何か」が光っていたのです。

さらに2、3歩進んだところで全身の毛が逆立ちました。



前方に見えていた白い光はまさしく人間の顔(!)だったのです。
無表情な、白い顔だけが宙に浮いていたのです。



その瞬間、私は立ち止まって持っていた傘を構えていました。長い時間に感じました。しかし実際には2〜3秒程度だったでしょうか。傘を構えたまま前方を凝視していると、フッとその白い顔は消えてしまいました。



警戒しながらもさらに2、3歩進んだところで私は全てを把握しました。



実はそこには小学生ぐらいの男の子が立っていただけだったのです。そして両手で携帯ゲーム機を持っていました。つまり携帯ゲーム機の画面の光が、少年の顔に反射して、暗闇の中にあたかも人間の顔だけが浮かんでいるように見えていたのでした。で、私がジリジリと近づいたので、向こうも私に気付いて不思議に思ったのか、画面から顔を離して駐車場の奥の方へ移動しただけだったのでした。


雷の夜に恐怖体験をしたのももう約4年前、少しですが金縛りや不思議な体験もしたことがあるので少しは霊感もあるかと思うのですが、お化けの類よりも生きた人間の方がよっぽど怖いですね。でもお化けじゃなくてホンマによかった。(^^;)

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このページは、Youichi Kimuraが2011年6月21日 22:27に書いたブログ記事です。

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