発売後数日が経過し、仕事柄そろそろ入れておかないといけないかなぐらいの軽い気持ちでインストールしてみました。
用意したのは仕事用の予備PC。Windows7Proがインストールしてあって、社内のドメインに接続できて、仕事用の最低限のアプリケーションが入っただけのものです。
まずは下準備なしで、何も考えずにおもむろにインストールメディアを挿入し、アップグレード作業にかかります。
まずはUSB3.0ドライバとMicrosoft Security Essentialsが、互換性の問題からアンインストールせよとのこと。面倒だなと思いつつも、アップグレードが済んでから起動しない!なんていうありがちなトラブルを回避するために、出来る限りのことはやってくれてるんだなと思い納得しつつ作業を続行いたします。
指示に従って再起動をかけた後、アップグレードの続きが自動的に始まりました。後は放っておけばいいようです。
と、ここまでが昨晩のお話。町内のバスピンの練習があったため、作業途中で残りは今日の楽しみに残したのでありました。
さて、朝仕事場にやってくると無事作業は終わっておりました。トラブルなしで完了できたのはさすがといったところ。ちなみに先ほど削除したUSB3.0のドライバも、Microsoft製のものが入れられておりました。
画面背景の色を選んだり簡単な初期設定を済ませて待望のModern UIへ!(ちょっと前までMetroという予呼び名だったような気もしますが、この辺は大人の事情ですかね。)
マウスだからあまり恩恵を感じませんが、確かにタッチスクリーンを意識した、タイル上に各種アプリが配置された新しいインターフェイスです。これまでウェブ等で腐るほど見てきた画面ですね。
真っ先に目に飛び込んできたのが天気アプリ。ニューヨークの天気が表示されているのが気になったので、天気アプリの設定を居住地に変更。県名と市名を入れると自動的に見つけてくれました。本日は「ほぼ曇り」の模様。「ほぼ」って何やねん!とツッコミを入れながら次はSkyDriveのアプリを起動。Microsoftアカウントが必要なんですね。確か以前にWindows Live IDとかいうのを作ってあったので、これでイケルようです。が、中身は空っぽ(未使用)。Dropboxのアプリが出たら速攻で入れ替えですね。
続いてカレンダーを起動。これもMicrosoftアカウントと紐付きのようです。あれ?またIDとパスワードを入れないといけないの?同じOS上なのに?
なんか雲行きが怪しくなってきました。まさかと思いつつメールを起動。またしてもMicrosoftアカウントが要求される。
なるほど、あちこちでMicrosoftアカウントを使う仕組みに統一してあるようでいて、実際にはアプリ単位で管理する仕組みのようであります。これはこれで便利なのかも知れないし、異なるアカウントでそれぞれのサービスを利用したいというケースもあるかも知れない。
などと考えつつも、とりあえずGoogleアカウントは必須よね・・・と変更してみたところ、連絡先とカレンダーも同期できるようなチェックボックスがあるじゃないですか。試しにカレンダーを開いてみると見事に同期されてる。何だ、最初からこうすれば良かったんじゃないか。AndroidでもないのにGoogleアカウントの方が少ないステップでいろいろ同期できちゃうのってどうよ!と、軽くツッコミながら次のお題へ。
やはりMicrosoft謹製のストアがあるんだから使わなくっちゃ!ということで、定番のEvernoteなどを入れてみました。ストアの使い方はAppStoreやGooglePlayと似た感じで、スマホ世代にとってはアプリの追加などは楽勝かと思います。
サクッと入ったEvernote、最初の画面は検索結果で全てのノートが表示されているようです。
個人的にはEvernoteの使い方として「無造作に放り込んでおいて後で検索」が信条なもので、ちゃんとノートブック毎に整理する、タグを活用する、という几帳面なユーザーさんなら困らないのかも知れませんが、いちいちチャーム(右側のアレ)から検索を呼び出すのは面倒です。検索窓は画面の目立つところに常時居座っていてもらいたいものです。
個人的な要望はさておき、試しに一つノートを開いてみることにしました。先日のJC UniversityのタイムスケジュールをスキャンしたものがPDFで入っていたはずです。で、早速開いてみようと・・・開こうと・・・開きません!
どうすりゃ開くんだ、これは!ダブルクリックか?右クリックか?左の長押しか?もしかしてAdobe Readerへの関連づけがアップグレードでおかしくなったのか?いろいろ考えながら、ひとまずOS自体の動作を確認せねば、ということでデスクトップへ。
デスクトップは従来と同じようなデスクトップ環境で使えます。ただ、スタートボタンが無いだけ。しかしこのスタートボタンが無いというのが曲者で、今まで如何に重要なポジションであったのかということを痛感させられました。早々にClassic Shellなどの世話になることになりそうです。
本題に戻りまして、デスクトップからEvernoteを起動します。今までのEvernoteです。何だか安心。件のPDFを開こうとすると選択肢が現れました。いつものAdobe Readerと、もう一つは見慣れぬ「リーダー」なるもの。ははぁ、ようやく標準でPDFファイルが開けるようにしたんだなぁ。Apple社のOSに遅れること幾星霜、ようやく当たり前のことが当たり前レベルになったかと、いささか上から目線で「リーダー」とやらを選択。普通にPDFリーダーのようです。
これもタッチ操作を意識したインターフェイスが採用されていて、スワイプやピンチといった操作を前提として考えれば、このシンプルさが落ち着くべきところだったのかも知れません。ただこれまで慣れ親しんできたAdobe Readerなどと比べるとマウスで使うのはちょっと不便な感じですし、何故か画面の左側にスクロールバーがあるという不思議設定。画面右端はチャームのための聖域なんでしょうか。
そんなマイクロソフトの思惑は置いておいて、やっぱりデスクトップPCで使うならAdobe Readerとかの方がいいよね、ということで元に戻そうと・・・今度はコントロールパネルが無い!
スタートボタンが無くなったのでコントロールパネルも呼び出せなくなってしまっていたのです。と、書いたところで実際にはそれほど慌てるほどのことでもなくて、デスクトップ右下のタスクトレイからコントロールパネルの各種機能にはアクセスは可能です。そこから右上の検索窓で「関連付け」を検索することで、フォルダーオプションの関連付けの項目に苦も無くたどり着くことが出来ました。と、検索してみてハタと気付く。もしかしてこれも「検索」できるんだろうか?
おもむろにModern UIのスタート画面に戻り、右のチャームから検索を選択。検索窓には「関連付け」と入力し、下の「設定」を選択してみたところ、見事にコントロールパネルの当該機能へアクセスすることが出来ました。めでたし、めでたし。
そんなこんなで瞬く間に数時間が経過し、Windows8なるものの一端に触れることが出来ました。これから長いつきあいになるのだろうと思いますが、少しずつ手なずけてまいりたいと思います。
ちなみに早速ですがClassic Shellをインストールしてスタートメニューを復活させました。ホタテ貝のボタンが武田久美子を思い起こさせてくれてノスタルジーに浸らせてくれる(※)素晴らしいソフトウェアです。(※そういった意図は100%ないと思われます)
また面白い経験が出来たらブログ上でご紹介したいと思います。