本宮に行ってまいりました。

本日は田辺市社会福祉協議会のボランティア活動に参加する形で、台風12号で大きな被害に遭われた田辺市本宮エリアに行ってまいりました。

知人からの情報やFaceBookなどで多くの情報は得ていたものの、実際に大塔〜中辺路〜近露と多くの片側通行の制限がかけられる中、通常の2倍ほどの時間をかけてたどり着いた本宮は見るも無惨な姿でありました。(もちろん道中の土砂崩れの数々は恐怖を禁じ得ないものばかりでした)

本宮エリアに入ったLOMメンバーは約30名、本宮行政局内が混乱する中ではありましたが、消防団の指揮下に入るという任務が無事与えられました。(※災害ボランティアセンターが機能していない場合、ろくな仕事が与えられないケースが多々あると聞いていました)

本来であれば本日は長い時間をかけて練り上げてきたまちづくり事業「南紀魅力体験博」を実施するはずの日でした。ドラゴンボートレース体験を主軸に据えた事業です。多くの参加者の皆様からも期待の声が大きい事業でありました。台風襲来以降、刻一刻と変わっていく状況の中で議論に議論を重ねて、私たちの目指す「明るい豊かな社会の実現」とは何なのか、そして事業を実施すべきかどうかを真剣に考えてきました。JCという組織は種々の事業展開を通してまちづくりを行うものでありますが、やはり自分たちの住むこの紀南の未曾有の危機に際して、復興支援を最優先すべきではないかとの結論に達しました。

ボートを操るパドルをスコップに持ち替え、本宮の側溝に流れ込んだ土砂を撤去する作業に行いました。また別の班は、白浜町日置の安居エリアにて浸水した家屋の清掃作業を行いました。
決して楽な作業であったとは言えませんが、今回のボランティア活動を通して、地域の復興に少しでも貢献できたという達成感と充実感をもって、心地よい疲労感とともに全員無事帰路につくことが出来ました。

今回LOMとして活動を行った本宮エリア、安居エリアの双方が多くの人々の英知、そしてマンパワーを必要としています。
私たちの活動も含め、周辺からの継続的な支援が必要と強く感じました。ひとまず本日の活動に際しまして、参加協力いただいた計38名のJCメンバー、そして受け入れを行って下さった田辺市社会福祉協議会と本宮消防団、白浜町社会福祉協議会の皆様に深く感謝申し上げたいと思います。本当に有り難うございました。

P.S.
情報提供や橋渡し役を買って出てくれたトシロー・Fくんには深く感謝しています。
明日も本宮エリアで活動されると聞いています。無事のご帰還を祈っています。

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このページは、Youichi Kimuraが2011年9月10日 22:59に書いたブログ記事です。

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