VMware ESXi が無償になってからずっと使い続けているのですが、先日HDDを換装したついでに最新版にバージョンアップしました。そのときのメモです。
3.5以前はコマンドプロンプトから作業を行う必要があったのですが、今はGUIで操作できるツールがあるようです。マウスでササッと操作できるのはやっぱり便利ですね。(^^)
まずはVMwareのサイトから最新版のパッケージをダウンロードしてきます。CDイメージ形式(iso)のものもありますが、ここは圧縮したファイル(zip)を選びます。(ESXi-4.0.0-1.9.208167-upgrade-release.zip というファイル名でした)
7-Zip などのツールを使ってガシガシ解凍していきます。
まず、zipの中に VMware-viclient.vib というファイル(これも圧縮形式)があり、さらにその中に data.tar.gz があり、さらにその中に data.tar があり、ずんずんフォルダを辿っていくと VMware-viclient.exe というファイルが取り出せます。
目的のファイルまでの階層はズラッと書くと下のようになります。(長い!)
ESXi-4.0.0-1.9.208167-upgrade-release.zip¥VMware-viclient.vib¥data.tar.gz¥data.tar¥.¥4.0.0¥client¥VMware-viclient.exe
この VMware-viclient.exe というファイルがVMware ESXi の管理やアップデートを行うのに必要なプログラムとなります。
で、早速インストールします。
インストール時に注意することは一つだけ。
「vSphere Host Update Utility 4.0をインストール」という項目にチェックを入れることです。
(※インストール前に稼働中の VMware ESXi はメンテナンスモードに移行させておく)
インストール自体はサクッと終わるので、vSphere Host Update Utility 4.0 を立ち上げてみます。
稼働中の VMware ESXi サーバーを自動的に見つけてきてくれるので、「ホストのアップグレード」ボタンをクリックします。
ライセンスの同意などを経て、先ほどダウンロードしたファイル(ESXi-4.0.0-1.9.208167-upgrade-release.zip)を指定してみましたが、何故かエラーが出てアップデートできず。
仕方ないので「パッチのスキャン」をクリック。必要なパッケージを自動的にダウンロードしてきてバージョンアップを行ってくれるようです。便利。
今回の場合、進捗状況が45%のところでピタッと止まってしまいハングアップしたのかと心配になりましたが、広い心で華麗にスルー。そのまま10分以上経ったあたりでいきなりサーバが再起動して、バージョンアップが完了したようでした。こういった動作は心臓に悪いですね。(^^;)
続いて VMware ESXi サーバをメンテナンスモードから復帰させ、各仮想クライアントマシンを再稼働させました。今のところ、特に問題なく動いてくれています。(Windows系OSにはVMware Toolsを再度インストールしないといけないようです)
この投稿はただの落書きですが、未来の私と、何処かの誰かのお役に立てば幸いです。
